ハト対策

鳩の糞は美観を損ないます。

平和のシンボル・幸福のシンボルとされる鳩ですが、その鳩による糞害で悩んでる方は大変多くいらっしゃいます。
そもそも、そういうシンボル化されている鳩って真っ白な鳩ですよね。今回取りあげる、糞害の主役である鳩は「ドバド」という種類で、私たちが日常的に駅や公園などで見かけるのが、このドバドです。
ドバドってそもそも鳩の種類の中でも聞き慣れない品種ではないでしょうか。「山バト」「キジバト」「シラコバト」などは聞き馴染みがあるのですが、ドバドは、正直自分はこのサイトを作るいあたって、 初めて知りました。あんなにたくさん、そこらじゅうにいるの鳩なのに・・・。
まぁ、逆を言えば、あまりに数が多くて一般的過ぎるから、単純に「ハト」といえばイコール「ドバド」ですし、そもそもあまり語呂が良くありませんね(笑)。
さて、鳩は少ない数で見れば、可愛らしい生き物ですが、あまりに大所帯でいると、少し恐怖すら感じてしまいます。鳩はとても繁殖能力の高い動物なんです。 繁殖力が高いというと、真っ先に思い浮かぶのがネズミだと思いますが、鳩もなかなかのもので、繁殖回数は年に3~4回が一般的です。 ところが!最近の鳩、特に公園などにいる鳩は、餌を十分に与えられているため、繁殖回数が年に7回くらいに増えているそうで、そうなると、もの凄いスピードで鳩が増えますよね。 こういったことが、近年のハト被害の増加要因に繋がっています。

急増!太陽光発電パネルのハト糞害

通常、鳥という生き物は、自分で巣を作って生活するのが一般的ですが、ハトは人間が造りだした物を上手く有効活用して暮らしています。 水(飲み水)が近くにあること、エサに困らないこと、そしてなんといっても外敵がいないこと。これらの条件に合えば、ハトの住処として申し分のない場所となります。 まして、人間が造った建造物には屋根があって、雨風を防ぐことができる場所が豊富にあるので、格好の住処として目星を付けられやすいのです。 企業の工場、学校、高層アパート、立体駐車場に鳩の糞害が多いのは、そういった理由からきています。
さて、そんな中、最近急激的に増加しているハト被害の場所があります。それが太陽光発電用パネルです。
地球温暖化の影響で、世界的に環境へ配慮した取り組みが浸透しつつあります。ここ日本でも、再生可能エネルギーの重要性に注目が集まっており、その中の一環として、太陽光発電システムを 自宅に取り入れる世帯が右肩上がりで増えています。太陽光発電システムは、効率良く太陽光を取り入れるために、屋根の上にソーラーパネルを取り付けますが、そのソーラーパネルにおける 鳩の糞害事例が非常に増えているんです。
実はこの太陽光パネル、ハトが巣をつ作りやすい場所なんですね。パネルの裏側に鳩が巣食っているケースが本当に多くあります。 新築で家を建てたり、リフォームでキレイにしたタイミングで太陽光発電を始めようと、システムを高額な費用を掛けて導入したのに、ハトが住み着いて、その糞によってパネルが汚れてしまっては悔やまれます。 しかも住み着いてしまっているなら、一度掃除をしたところで、すぐまた同じことが繰り返されるだけです。それに、ハトの糞は強い酸性のため、放置しておくと太陽光パネルを傷めてしまう原因に 繋がりかねません。早め早めの対処が必要です。

ハト被害の防止策

鳩の被害に対する防止策としてはいくつかありますが、一般的なものとして、防鳥ネット(鳥除けねっと)があります。主にアパートやマンションなどの高層建造物のベランダに設置されます。 ホームセンターなどで簡単に手に入りますので、鳩対策の初めの一歩として、一番手軽な物と言えるかもしれません。ただし、この防鳥ネットも張り方にコツがあるらしく、少しでも隙間があれば、 鳩は簡単に中まで侵入することができてしまうので、ネットを張ったから一安心、というわけでもなさそうです。
続いて、ハトが止まることができないように有刺状のシートなどを設置する防止策です。トゲトゲした物が屋根やベランダの手すりに設置されているのを見かけたことはありませんか? 有刺物を置いておけば、さすがに止まることはできないので、これで大丈夫!と思いきや、ハトは結構短期間で慣れてしまうものなんだそうです。 一時的にハトがいなくなり、成功したかのように思えますが、しばらくすると、またハトがやって来て、以前と同じように糞害が続くのだそうです。
最後にハト用の忌避剤を使った対策法です。忌避剤はハトが嫌う臭いや味を成分とした薬剤です。一般的なハト用忌避剤はハトや人体に害を及ぼさない成分で出来ていますので、安心して利用できます。 忌避剤のタイプもスプレー式やジェル状の塗布剤、またゼリー状の置くタイプの固形剤もあります。ハト対策には最も効果的な対策法として広く使われているのが忌避剤です。

ハト対策の専門業者もたくさんありますので、どうにも解決しない、困っている、という方は、プロに相談して対策してもらうのが一番安心でしょうね。