モグラ対策

モグラの特徴

モグラの死骸が地上で見つける事もあるため日光に弱いと言われていますが、実際は太陽の光に弱いということは無く昼間でも地上で活動できます。 ただ体が何かに触れていないと落ち着かないという習性があるようで、地上ではパニックになりエサを探せず死ぬことがあるようです。 地中で過ごす時間が長いため目は退化してほとんど見えないモグラですが、だからといって日光が苦手なわけではなく、またその分聴覚と臭覚が発達しています。 モグラの特徴としては、一生のほとんどの時間を地中で生活する、地中にトンネルを掘り巣を作る、トンネルの中では頻繁に行き来する通路とそうでない通路を使い分ける、 巣に侵入した者を咬み殺そうとする、などがあります。

モグラによる被害

モグラによる被害には畑の農作物に関係するものが多いでしょう。例えば、巣の中に入った植物の根を取ってしまうため作物の根が張りにくくなり、生育が悪くなる、 作物を傷つけてしまう、畑などの土壌にとって益虫であるミミズが餌として食べられてしまう、巣が土の保水力を低下させてしまうので植物の生育が悪くなる、などがあります。 地中の巣のせいで水田のあぜを突き破り水漏れを起こすこともあります。 また巣を作るために出た土は地上に出されモグラ塚となりますが、庭や広場の芝生がモグラ塚で荒らされることもあります。

臭いで追い払う

モグラの発達した嗅覚を利用して追い払う方法に、苦手とする臭いを発する忌避剤を巣や被害の出る場所に置いて別の場所に移動させる方法があります。 モグラ用の動物忌避剤には、地面に置くタイプ、直接巣穴に差し込むタイプ、直接巣穴に噴射するスプレータイプがあります。 地面に置く忌避剤なら水田の場合はあぜに、畑の場合はに一定間隔で設置します。地面に埋めるタイプはモグラの本道に設置します。 雨や水が掛かると効果が薄れる場合もありますが、被害を防ぎたい場所から徐々に外側に設置すると追い払いやすくなります。 ほかにも発達したモグラの聴覚を利用して、モグラの苦手な音波を出すことで別の場所に追い払う方法もあります。