イノシシ対策

イノシシの特徴

イノシシは優れた嗅覚を持っており神経質で警戒心が強い動物です。跳躍力が高くちょっとした柵は跳び越えられてしまうため、被害を防ぐのも簡単ではありません。 成獣であれば1メートル程の柵は飛び越える事が出来ますし、生後半年の幼獣でも60センチの柵を助走せずに飛び越えられます。 また鼻の押し上げる力が強く、50~60kgほどの物は動かすことが出来るので、障害物を置いての侵入防止も失敗することがあります。 生息地域は増加傾向にあり群れを形成することもあります。本来は昼行性なのですが人間を避けるために夜間に行動する様になってきました。

イノシシによる被害

イノシシは畑に入り込んで農作物を食い荒らしたり踏みつぶしたり、農作物を食べないけど掘り起こすなどとにかく荒らします。 畑以外でも水田でドロ浴びをして荒らしたり、民家付近でゴミを荒らし、人に噛み付くこともあります。図体もそれなりに大きいため、イノシシに襲われて大怪我をすることもあります。 力もありますので、物理的に荒らされる場合はなにかしら破壊されるケースも少なくありません。お気に入りの場所と認識した場所には何度も現れますので、 対策をしないと被害を受け続けることになってしまいます。

被害を防ぐために

イノシシの被害を防ぐには、まずイノシシの侵入経路を電気柵や鉄柵などで塞いでおくことです。 もし高さが足りない場合は柵を二重に張って奥行きを作るとよいでしょう。雑草が繁茂している場合は、イノシシが身を隠せないように刈り払っておくと近寄りにくくなります。 畑の農作物はすべて収穫して残さないようにし、放棄する畑は刈り払っておきます。 このように餌になるものを残さず、イノシシにとって魅力的な場所にしないことが肝心です。 近くにイノシシが出没するようになったら爆竹などで脅かすのですが、じきに慣れてしまいますので、動物忌避剤なども使い苦手な場所と認識させましょう。