ネズミ対策

ネズミの特徴

ネズミのほとんどの種類が丸い耳、とがった鼻先、長い尻尾という特徴を持ち、外観からネズミの種類を見分けることは難しいでしょう。 ネズミの特徴としては、環境に適応する能力が強く学習能力も高い、目はあまり良くないが、遠くの動きを察知できる、夜間に活動するため聴覚など感覚器官が発達している、 物陰に沿って行動し、通路が一定している、集団でなわばりを持っている、巣作りをして繁殖する、人の食べるものなら何でも食べる、2~3㎝の穴があれば通り抜けることができ、 小さい穴でも周囲をかじって穴を広げ進入する、などがあります。

主なネズミの害

ネズミの害としては、衛生上の問題や経済上の被害が大きいでしょう。 衛生上の問題には、し尿による食中毒、赤痢、チフス、ワイル病、ネズミ自体による悪臭や騒音などによる不快感や不眠症、ネズミによって汚染されたものに対する不潔感、 ネズミに寄生したダニによる発疹熱、ノミによる発疹熱、ツツガムシによるツツガムシ病などがあります。 経済上の被害には、衣類、家具などをかじられる、家の中の食物を食べられる、農作物にも苗や収穫前の作物を食べられるなどの被害があります。 庭の木も、木の根や樹皮をかじられて苗木や樹木に被害を被ることもありますし、配管や配線をかじられてガス漏れや漏電による火災、停電が起こることもあります。

ネズミの被害を防ぐ

ネズミを減らすためには、ネズミの住みにくい環境をつくることが大切です。 動物忌避剤で一時的に追っ払っただけではまた戻ってくる可能性が高いからです。餌となる物が簡単に手に入る環境にしないよう、食品は必ず容器や戸棚に入れて ゴミもフタの付いた容器に入れましょう。 同じようにネズミの巣材となるティッシュペーパーや雑巾、ビニール袋なども簡単に運ばれないようにしましょう。 押し入れの奥に入れっぱなしの布団や衣類、ダンボールも巣の材料になります。そして進入口となる通路を塞ぐことも大事です。 通路となる通気口や排水溝には金網等を設置して、ネズミが入り込めないようにしましょう。 壁に隙間や穴がある場合も通路にされないよう、塞いでおきます。